( ‘A`)皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?nurupo11です。
本日は、ウイイレを長らくプレーしているベテラン選手は知ってるけど、最近サッカーゲームをはじめたばかりのルーキー選手には、あまり知られていない過去作の闇を紹介したいと思います。
めでたく25周年を迎えたばかりのウイイレですが、さすがに長い期間にわたって稼働していれば、
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわああああああああ
な出来事ぐらい、ひとつやふたつ、あったりするものです。
有名どころで言えば「ウイイレ6FEのオランダ人選手全滅事件」です。
ウイイレの歴史を顧みるうえで、絶対に外せないエピソードなのですが、一体どんな内容だったかと言うと…。
目次
その昔、ウイニングイレブンは、年に2回発売していた
ナンバリング | 改訂版 |
---|---|
ワールドサッカー実況ウイニングイレブン3 ワールドカップ フランス'98 | ワールドサッカー実況ウイニングイレブン3 ファイナルヴァージョン |
ワールドサッカーウイニングイレブン5 | ワールドサッカーウイニングイレブン5 ファイナルエヴォリューション |
ワールドサッカーウイニングイレブン6 | ワールドサッカーウイニングイレブン6 ファイナルエヴォリューション |
ワールドサッカーウイニングイレブン7 | ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル |
ワールドサッカーウイニングイレブン8 | ワールドサッカーウイニングイレブン8 ライヴウエアエヴォリューション |
スポーツゲームの売れ筋と言えば、相場は夏と決まっているのか、世間が夏休みに突入する頃に(春先の時もあった)ナンバリングのウイイレがリリースされ、同じ年の冬にデータ改訂版が出るというのが、PS2時代のお決まりの流れでした。
2002年12月12日発売の「ワールドサッカー ウイニングイレブン6 ファイナルエヴォリューション」も、ご多分にもれず、というやつですが、中身的には日韓共催となった2002年ワールドカップ版の選手データを反映したようなものでした。
当時はいまのようにオンライン周りがあまり整っておらず、アップデートも希薄な時代であり、ディスク版が主流だったためです。
悪く言ってしまえばマイナーアップデートVer.でしかない改訂版ですが、6FEだけは当時のユーザーに強烈なインパクトを与えたと言っても過言ではありません。
それは…。
オランダ人選手の名前が偽名以前の「Oranges」化
ベルカンプも、クライファートも、フランク・デ・ブールも、スタムも、みんなみーんな「Oranges001」や「Oranges002」といった具合に、コードネームのような表記になっているではありませんか。
ウイイレはじまって以来、前代未聞の大事件です。
もちろんリネームも可能ですが、実況名にはしっくりと来るような名前もなくて、そのままにしておけば実況のジョンカビラが「oranges」とか、選手名を読み上げていたような記憶もあって、ゲームへの没入感は深度が、かなり下がってしまった思い出があります。
ウイイレ6FEをプレイバック
時代は2002年、サッカーシーンでは日本中がベッカムフィーバーに沸き、日韓共催ワールドカップが大盛り上がりを見せました。
基本画面
エディット関連
気が遠くなりそうなオランダ代表の選手名一覧
ユニフォームと顔はまぁまぁ妥協できるレベル
どうしてこんなことに?
Tero Vesalainen / Shutterstock.com
誰でも編集できてしまうWikipediaをソースにするのはご法度なんですけど、昔のことすぎて情報も少ないので、ちょっとのぞいてみたら、以下のような内容が記されていました。
Wikipediaによると
The licensing was much the same, but infamously all Dutch players were called ‘Oranges’, because Konami did not hold the rights from the Royal Dutch Football Association, for use from Dutch players (in fact, plenty of other football games of the period with FIFPro licences also saw this happen to them (including FIFA 2002), following Netherlands’ unsuccessful campaign at the 2002 World Cup qualifiers). Also, unlike in the original game, the “unofficial” club names stopped using obvious city names (e.g. Manchester United was Manchester, Real Madrid was Madrid etc.), and instead used very ambiguous names (e.g. Manchester United were now Aragon, Liverpool became Europort and West Ham became Lake District). The edit mode included a club editor which offset this problem to some extent, with editable kits and logos as well as club and player names.
引用元:https://en.m.wikipedia.org/wiki/Pro_Evolution_Soccer#Pro_Evolution_Soccer_2
機械翻訳/DeepL
ライセンスはほとんど同じでしたが、悪名高いことにオランダの選手はすべて「オレンジ」と呼ばれていました(実際、FIFProライセンスを取得していた当時の他の多くのサッカーゲームでも、2002年のワールドカップ予選でオランダが失敗した後、このようなことが起こりました(FIFA 2002を含む)。
また、オリジナルのゲームとは異なり、「非公式な」クラブ名は、明らかな都市名を使わなくなり(例:マンチェスター・ユナイテッドはマンチェスター、レアル・マドリードはマドリードなど)、
代わりに非常に曖昧な名前が使われるようになりました(例:マンチェスター・ユナイテッドはアラゴンに、リバプールはユーロポートに、ウェストハムは湖水地方に)。エディットモードには、この問題をある程度相殺するクラブエディターが含まれており、クラブ名や選手名だけでなく、編集可能なキットやロゴも含まれていました。
FIFAシリーズも同様だった?
ウイイレの中だけで起きていたのかと、ずっと思っていましたが、前述のWikipediaによれば、EAのFIFAシリーズ等、ほかのサッカーゲームも似たような状態だったとあるため、リサーチしてみたところ、以下のような結果となりました。
オランダ代表の選手名が「No 1」「No 2」「No 3」という驚愕の表記に。
背番号と名前の数字が一致しているので、ちょっとややこしい事になっております。
まとめ
MDart10 / Shutterstock.com
当時はせっせとリネームしたりと大変だったな~。
ちなみに上記の画像ですが、オランダ・ロッテルダムにあるキューブハウスという住宅だそうです。